1.トロンプ Tromp
起工:1936年1月7日 進水:1937年5月24日 竣工:1938年8月18日
建造所 ネーダンランツェ造船アムステルダム造船所
1939年1月~4月 オランダ本国からジャカルタに回航中、1月15日にリスボン沖にて独商船オリノコ Orinocoと衝突、損傷。本国に戻り修理
1939年8月~9月 オランダ本国からジャカルタに回航
1940年 哨戒及び船団護衛に従事
1941年11月下旬~12月上旬 独仮装巡洋艦コルモラン Kormoran及び消息不明の豪軽巡洋艦シドニー Sydneyの捜索に従事
1942年1月 ABDA部隊に編入
1942年2月4日 マディラ海峡にて日軍機の攻撃を受け被爆、損傷
1942年2月19日 バリ島沖海戦に参加。日艦隊と交戦し被弾、損傷
1942年2月~5月 シドニー(豪)に回航され、修理を実施
1942年5月14日~5月18日 ZK8船団(シドニー~ポートモレスビー間)の護衛任務に従事
1942年6月~10月 フリーマントル(豪)に回航され、インド洋における船団護衛に従事
1942年10月 シドニーにて改装工事(レーダー装備等)を実施。のちフリーマントルに回航され、船団護衛に従事
1943年2月 米第7艦隊に編入。以降もインド洋における船団護衛に従事
1944年1月 トリンコマリー(セイロン島)に回航され、英東洋艦隊に編入。以降もインド洋における船団護衛に従事
1944年7月25日 クリムゾン作戦(スマトラ島北部攻撃作戦)に参加。サバン港に対する艦砲射撃を実施
1945年2月 英太平洋艦隊に編入。以降もインド洋における船団護衛に従事
1945年9月 ジャカルタに回航され、再占領任務に従事
~1946年5月 蘭領東インド諸島~オランダ本国間の復員任務に従事
1946年5月~1948年半ば オランダ本国にて近代化改装工事を実施
1949年 練習艦となる
1955年4月1日 予備艦となる。以降宿泊船として使用
1968年12月10日 除籍
1969年5月13日 スクラップとして売却後、解体
2.ヤコブ・ファン・ヘームスケルク Jacob van Heemskerck
起工:1938年10月31日 進水:1939年9月16日 竣工:1941年2月11日
建造所 ネーダンランツェ造船アムステルダム造船所
1940年5月10日 独軍の侵攻に伴い、未完成状態(武装未装備等)でオランダ本国からポーツマス(英)に脱出
1940年6月 ユリアナ王女(のち女王)一家のカナダ疎開の際、御召艦として使用される
1940年7月~1941年2月 英ポーツマス海軍工廠にて防空巡洋艦として建造再開
1941年2月11日 ペナント番号D20を付与される
1941年3月~1942年1月 英海軍の指揮下でアイルランド西方の船団護衛に従事
1942年1月~3月 ABDA部隊に編入予定でイギリスから東インド諸島へ回航されるも、途中で目的地をセイロン島に変更し英東洋艦隊に編入。以降もインド洋における船団護衛に従事
1942年9月 ストリーム作戦及びジェーン作戦(いずれもマダガスカル島攻略作戦)に参加
1942年10月25日 フリーマントル(豪)に回航され、インド洋における船団護衛に従事
1942年11月28日 インド洋にて独封鎖突破船ラムセス Ramsesを捕捉 (同船は自沈)
1943年12月1日~12月27日 フリーマントルからアレクサンドリア(エジプト)に回航。以降地中海における船団護衛に従事
1944年6月~1945年7月 地中海からイギリス本国に回航され、修理及び改装工事を実施
1945年7月26日 オランダ本国に回航(欧州戦線の終結後、初めてオランダ本国に帰還した大型艦となる)
1945年9月~ オランダ本国から東インド諸島に回航され、再占領任務に従事
1946年7月22日~8月 東インド諸島からオランダ本国に回航
1951年3月12日 予備艦となる。以降宿泊船として使用
1969年11月20日 除籍
1970年6月23日 スクラップとして売却後、解体

最終更新日:2023/12/29 17:36